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言葉で説明できることは脆い
言葉で表現できない感情や感覚の方が実際は何倍も大切だと思う
サルが人間になる過程で身につけた言葉での理解、認識は人を幸福にもしたがその何倍も傷つける手段になってしまった
なんとなく幸せ
なんとなく嫌だ
それで良かったのに人は理性を持った唯一の生き物だ
合理化や効率化、論理化を図りたがる
近代的知性がある意味その人の個性や才能を潰している
言葉は悲劇だ
でもきっと悲劇を希望にできるのも
また言葉なのかもしれない
誰とも関わらず生きていける人はいない
辛い時こそ本や映画を鑑賞したくなるのは
自分の中の悲劇の予測を裏切ってほしいからだ
まだ自分の知らない世界がこの世界には存在する“かもしれない”と言う想像自体が
私たちに生きる能力を無意識で与えているのかもしれない